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2016年8月1日月曜日

生きたかったすーさんのはなし

8月になっちゃいましたね。
7月の初め、すーさんの誕生日に、8月にはこの子は居ないんだろうなとは思ってましたが、
別の子猫を抱っこしてるとは思いませんでした。

ふぃーちゃんの方は順調、早く保護してもらってたおかげで、FIV,FeLV,猫コロナウィルス全て陰性、
土曜に一回目のワクチン打ってきました。

すーさんが、緩和ケアに反対だろうなと思った時がありました。
輸血をすればゲームチェンジャーになったかもしれないんですが、また、病院内のみでの腹膜透析も行われていたんですが、
供血猫さん不在、家族には2歳の猫がいるけれど、そこ(下の妹の家)は人間が大変でそれどころではなかったのです。(それに、家族の家に若い猫がいれば、というサジェスチョンがお医者さんからあっただけで、遠距離の妹には話していませんから、血液型が合うかどうかも全くわかりません。)

アメリカのグループにまだ報告はしていない、というか何がこんなに早い展開にしたのか判らない。
感染(緑膿菌による膀胱炎から上行感染?)がスピードを早めているんではという意見がありました。
実際、血液検査での炎症反応は高く、抗生物質は静脈点滴とともに投与されていました。しかし、腎毒性はそう高くない抗生物質であっても、多くは投与出来ませんでした。

海外のグループに幾つか参加しているおかげで、安楽死をめぐる議論にも巻き込まれました。

すーさんは生きたかったんだと代弁させてください。
胸水を抜きに病院に行ったときに、「この子やばいんじゃないでしょうか」とうっかり本猫の前で口走りました。すーさんは「違うっ」とばかりに、ぐったり寝ていた診察台の上で突然立ち上がりました。

夜中に私が床で座ったまま寝ていたときに、朝すーさんが私に抱きついていたことがありました。
酸素が足りない時も、なでてなでて、と頭ぐりぐりを繰り返していました。

苦しかったらもういいよ、とは何度も言いました。
それでも誰もの予想を超えて生き続けました。

病院怖さにパニックになってはいたけれど、昼間入院に耐えたのは意外なほどでした。ぐったりしないと点滴できないだろう、と言われていたのに、普通に座ったまま静脈点滴を受けていました。

私よりも彼が戦いたかったんだと思います。

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